日時 | 2014年7月12日(土)15:00開演(14:30開場) |
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会場 | 東京藝術大学奏楽堂(大学構内) |
入場料 |
2,000円(全席自由) |
主催 | 東京藝術大学演奏藝術センター 東京藝術大学音楽学部 |
チケット取り扱い | ヴォートル・チケットセンター TEL:03-5355-1280 http://ticket.votre.co.jp/ チケットぴあ 東京文化会館チケットサービス イープラス(e+) 藝大アートプラザ |
お問い合せ | 東京藝術大学演奏藝術センター TEL:050-5525-2300 |
生誕150年 R.シュトラウス(1864~1949)の弦の響き
弦楽シリーズ2014では、今年が生誕150周年にあたるリヒャルト・シュトラウスの代表的な弦楽作品を取り上げる。R.シュトラウスといえば、交響詩《ドン・フアン》《英雄の生涯》といった壮麗な管弦楽法や、オペラ《エレクトラ》《薔薇の騎士》などにおける職人的な楽器の扱いが際立つが、なかでもコンサートマスターや首席奏者たちによる弦楽器のソロの見事さは比類がない。
プログラム前半では、弦の卓越した扱いの礎となった青年期の《チェロ・ソナタ》(1883年)と《ヴァイオリン・ソナタ》(1888年)を、チェロの河野文昭教授、そして招聘教授のピエール・アモイヤル氏の演奏でお聴きいただく。《ヴァイオリン・ソナタ》の名人芸的な作風と濃厚なロマンティシズムは、J.ハイフェッツによる歴史的名盤がヴァイオリニストにとって憧れの存在だが、ハイフェッツの高弟としても名高いアモイヤル氏による演奏も楽しみだ。そしてコンチェルト並みの充実したピアノ・パートは、藝大ピアノ科が誇る伊藤恵教授、江口玲准教授が担当。若き日のリヒャルトの野心に満ちたデュオを満喫していただきたい。後半では、最後のオペラ作品《カプリッチョ》(1941年)から〈序曲〉を弦楽合奏版で、そして敗戦濃厚な第二次世界大戦終結直前に書かれ、犠牲者への想いと祖国ドイツ崩壊への悔恨が、「エロイカ」の葬送行進曲へとテーマを変容させる、23人の独奏弦楽器奏者のための《メタモルフォーゼン》(1945年)が、弦楽科教員、卒業生、学生からなる23人のソリスト集団、”GRS 23″によって演奏される。“GRS”とはGeidai Richard Straussのイニシャルである事は容易に想像できるが、席順が「総選挙」によるものかどうかは謎だ。乞う御期待!
澤 和樹(東京藝術大学音楽学部長・弦楽専攻教授)
█ 曲目
《チェロ・ソナタ》 ヘ長調 Op.6
チェロ : 河野 文昭
ピアノ : 伊藤 恵
《ヴァイオリン・ソナタ》 変ホ長調 Op.18
ヴァイオリン : ピエール・アモイヤル
ピアノ:江口 玲
歌劇《カプリッチョ》 Op.85より 〈序曲〉(弦楽合奏版)
23人の独奏弦楽器のための
《メタモルフォーゼン(変容)》
弦楽合奏:GRS23
指揮:澤 和樹
█ 出演
河野 文昭 Fumiaki Kono (チェロ)
伊藤 恵 Kei Itoh (ピアノ)
ピエール・アモイヤル Pierre Amoyal (ヴァイオリン)
江口 玲 Akira Eguchi (ピアノ)
澤 和樹 Kazuki Sawa (指揮)
※スケジュール・曲目・出演者等は都合により変更となる場合がありますので、ご了承ください。
JR上野駅(公園口)・JR鶯谷駅(南口)、
東京メトロ千代田線根津駅より徒歩10分
京成線上野駅、
東京メトロ日比谷線上野駅、
東京メトロ銀座線上野駅より徒歩15分
台東区循環バス「東西めぐりん」
【2】上野駅・上野公園から(東京芸術大学経由)【5-1】東京芸術大学 下車[30分間隔]
駐車場はございませんので、お車でのご来場はご遠慮ください
所在地:〒110-8714東京都台東区上野公園12-8