チェンバーオーケストラ第24回定期演奏会

詳細はこちら

■出演
管弦楽：東京藝大チェンバーオーケストラ
Orchestra: Tokyo Geidai Chamber Orchestra

■曲目
ヤナーチェク：弦楽のための組曲jw.Ⅵ-2
Janáček：Suite for String Orchestra jw.Ⅵ-2
ショスタコーヴィチ：弦楽四重奏曲第1番ハ長調op.49（バルシャイ編曲弦楽オーケトラ版)
Shostakovich：String Quartet No. 1 in C Major, Op. 49 (version for string orchestra,arranged by R. Barshai)
ベートーヴェン：交響曲第1番 ハ長調op.21
Beethoven：Symphony No 1 in C major, Op 21

■ごあいさつ
　東京藝大チェンバーオーケストラの年2回の定期演奏会のうち、２月の後期には指揮者なしで行なう演奏会がここ数年定着いたしました。運営委員会の教員が指導に当たるといっても、直接さまざまな指示を与えることはせず、学生たちが自発的に楽譜を読み、表現を考え、アンサンブルを磨くことを促し、見守りながらリハーサルを重ねてきています。たとえ若気の至りと言われようが、彼らのアイデアによる、今の彼らにしかできないフレッシュな、生気溢れる大胆な演奏を、おおいに期待したいと思います。
　プログラムの前半には、演奏機会は少ないながらも魅力的なヤナーチェクとショスタコーヴィチの弦楽作品を。そして後半には管楽器も加わり、室内オーケストラのレパートリーとしては王道ともいえる、ベートーヴェンの交響曲第1番を取り上げます。
　今回もチェンバーオーケストラの若者たちの快演にどうぞご期待ください。
　　　　　　　　　　東京藝大チェンバーオーケストラ運営委員会

○東京藝大チェンバーオーケストラ
　Tokyo Geidai Chamber Orchestra
　2003年に創設され、メンバーは東京藝術大学音楽学部と大学院に在籍する弦楽器の優秀な学生たちが中心となり曲目によって管打楽器や鍵盤楽器の学生も加わり、多彩に活動を行なう室内オーケストラである。 創立時から大学教員による地道で緻密なアンサンブル指導に加え、公演毎に国の内外から卓越した指揮者を迎えての演奏内容は常に高い評価を得ている。
　これまでにG.ボッセを中心にP.チャバ、M.レイフィールド、W.ヤーン、高関健、J.マイスル、野平一郎、P.ヴァレーズ、R.ホーネック、前田昭雄等を指揮者、指導者として招き、J.S.バッハ、G.F.ヘンデル、J.C.バッハ、J.ハイドン、モーツァルト、シューベルト、シューマン、メンデルスゾーン、ドヴォルザーク、グリーク、チャイコフスキー、エルガー、R.シュトラウス、シェーンベルク、バルトーク、K.A.ハルトマン、ブリテン、V.ウィリアムズ、M.ティペット、A.ベルク、A.ウェーベルン、武満徹等の古典から現代まで幅広いレパートリーを意欲的に取り上げている。
　2006年10月にはG.ボッセ氏の指揮でライプツィヒ、シュトゥットガルト、ミュンヘン、ウィーンなどヨーロッパの主要都市で公演し好評を博した。