奏楽堂シリーズ 管打楽器シリーズ2015 「ベルリン・フィル首席トロンボーン奏者　オラフ・オットを迎えて」

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ベルリン・フィル首席トロンボーン奏者　オラフ・オットを迎えて 

　平成27年度の東京藝術大学管打楽器シリーズでは金管楽器に焦点をあて、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席トロンボーン奏者、オラフ・オット氏をお迎えします。東京藝術大学奏楽堂が誇るオルガンとの共演や大編成のトロンボーンアンサンブル、独奏トロンボーンのための協奏曲に、4本のトロンボーンと吹奏楽のための協奏曲、という豪華なプログラムで、”神の楽器”と呼ばれ、人びとを魅了してきたトロンボーンのハーモニーを存分にお楽しみいただけます。
　爽やかな5月の夕べを、トロンボーンの豊かな響きにつつまれて過ごしてみませんか？ぜひ、皆様お誘いあわせの上、ご来場ください。

東京藝術大学音楽学部　器楽科管打楽器専攻主任・教授
演奏藝術センター長
山本　正治

█　曲目

ギルマン
トロンボーンとオルガンのための《交響的断章》 作品88
エベン
トロンボーンとオルガンのための《二つの祈り》
トロンボーン：オラフ・オット　　オルガン：廣江 理枝

プッチーニ（井元 透馬 編曲）
歌劇《トスカ》より
トロンボーンアンサンブル：オラフ・オット　古賀 慎治　石川 浩 ほか
ピアノ：城 綾乃

ブルジョワ
トロンボーンと吹奏楽のための《トロンボーン協奏曲》 作品114b
トロンボーン独奏：オラフ・オット　
吹奏楽：東京藝大ウィンドオーケストラ　指揮：山本 正治

クーツィール
４本のトロンボーンと吹奏楽のための《小協奏曲》 作品115A
トロンボーン独奏：オラフ・オット　古賀 慎治　髙井 郁花　鈴木崇弘
吹奏楽：東京藝大ウィンドオーケストラ　指揮：山本 正治

█　出演

オラフ・オット　Olaf OTT　／　トロンボーン　Trombone
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席トロンボーン奏者。ヴェストファーレン・リッペ音楽大学ドルトムント校（現デトモルト音楽大学）にてH. クリッケ教授に師事し、1985 年デュイスブルク交響楽団首席トロンボーン奏者（ライン・ドイツ・オペラ兼任）、89 ～ 94 年ベルリン放送交響楽団（現ベルリン・ドイツ交響楽団）首席トロンボーン奏者を経て、94 年ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団に入団し、99 年以来、首席トロンボーン奏者を務める。オーケストラやベルリン・フィルハーモニー・ブラス・アンサンブルとしての活動のかたわら、82 年に結成されたトリトン・トロンボーン四重奏団として、86 年ハンガリーのバラチで行われた国際金管室内楽コンクール第1 位、92 年東京国際音楽コンクール室内楽第3 部門第2 位（ベスト・トロンボーン・クァルテット特別賞）受賞。89 年フィリップ・ジョーンズ国際金管室内楽コンクール、2000 年国際トロンボーンフェスティバルに招待され、06 年の来日公演はNHK で放送される。東京藝術大学音楽学部特別招聘教授。

古賀 慎治　Shinji KOGA　／　トロンボーン　Trombone
東京藝術大学音楽学部卒業。在学中の1983 年東京文化会館推薦音楽会オーディション合格、85 年奏楽堂モーニング・コンサートに出演。同年日本管打楽器コンクール・トロンボーン部門第1 位。87 年プラハの春国際音楽コンクール・トロンボーン部門ファイナリスト、ディプロマ賞受賞。2001 年NHK・FM「名曲リサイタル」に出演。新日本フィルハーモニー交響楽団首席トロンボーン奏者を経て、12 年3月まで東京都交響楽団に在籍。同年4月より東京藝術大学音楽学部准教授。日本大学藝術学部音楽学科非常勤講師。

廣江 理枝　Rie HIROE　／　オルガン　Organ
東京藝術大学大学院オルガン専攻修了。DAAD（ドイツ学術交流会）奨学金を得てハノーファーならびにシュトゥットガルト国立音楽演劇大学に学び、ドイツ国家演奏家資格取得。オーデンセ、武蔵野市国際オルガン・コンクール最高位、シャルトル大聖堂国際オルガン・コンクール第1 位及び聴衆賞受賞。多岐にわたる録音・演奏活動のほか多くの国際コンクールに審査員として招かれる。東京藝術大学音楽学部准教授。日本オルガニスト協会、日本オルガン研究会会員、東京ドイツ語福音教会オルガニスト。

山本 正治　Masaharu YAMAMOTO 　／　指揮　Conductor
東京藝術大学音楽学部器楽科在学中の1972 年毎日音楽コンクール（現日本音楽コンクール）第1 位。安宅賞を得て卒業後、デトモルト北西ドイツ音楽アカデミー（現デトモルト音楽大学）に学ぶ。75 ～ 82 年ライン・ドイツ･オペラ首席クラリネット奏者。76 年コルマール国際室内楽コンクール木管トリオ部門第2位。80年デュッセルドルフ市より「カンマームジカー」の称号。帰国後、武蔵野音楽大学で教鞭をとる傍ら、90 ～ 2007 年新日本フィルハーモニー交響楽団首席客演クラリネット奏者。東京藝術大学音楽学部教授、演奏藝術センター長。一般社団法人日本クラリネット協会会長。

※スケジュール・曲目・出演者等は都合により変更となる場合がありますので、ご了承ください。