藝大オペラ第62回定期公演　W.A.モーツァルト コシ･ファン･トゥッテ

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文部科学省国立大学機能強化事業「国際共同プロジェクト」
藝大オペラ 第62回定期公演
W.A.モーツァルト   コシ･ファン･トゥッテ

台本／L.ダ・ポンテ

イタリア語上演・字幕付き

指揮／村上 寿昭
演出／ミヒャエル・テンメ

◆第1日 2016年10月8日(土)
Cast
フィオルディリージ：平野 柚香
ドラベッラ：中山 茉莉
グリエルモ：栗原 峻希
フェランド：川上 晴央
デスピーナ：横山 和美
ドン･アルフォンソ：湯澤 直幹

◆第2日 2016年10月9日(日)
Cast
フィオルディリージ：牧野 元美
ドラベッラ：本多 都
グリエルモ：陳 金鑫
フェランド：持齋 寛匡
デスピーナ：安江 秋
ドン･アルフォンソ：伊藤 純

合唱：東京藝術大学音楽学部声楽科３年生
管弦楽：藝大フィルハーモニア（東京藝術大学管弦楽研究部）

◆ご挨拶

　藝大 は、平成26 年度に文部科学省の「スーパーグローバル大学創成支援事業」の採択を受け（全国で37 大学、芸術系大学では唯一）、「グローバル大学創成」の構想下様々な活動を展開しております。その活動の一つとしてこの春から、世界の芸術機関との連携を通しこれまで以上に国際的な感覚を身につけた優れたオペラ歌手やオペラに深く関わる人材の育成を目指して、大学院音楽研究科に「オペラ専攻」が開設されました。
　藝大オペラ定期公演 は第62 回を迎えた今年、その意味で新たな第一歩となります。さて、取り上げました演目はモーツァルトオペラの中でも珠玉の重唱曲を持つ《コシ･ファン・トゥッテ》です。台本は、ご存知《フィガロの結婚》《ドン・ジョヴァンニ》に続くダ・ポンテによるものです。この作品はヴェルディの《ファルスタッフ》と並んでアンサンブル・オペラの最高峰とも言われ、今や世界中のオペラハウスのレパートリーになっております。指揮者は新進気鋭の村上寿昭氏、演出家はドイツ各地で活躍し大学での指導においても卓越している熟達のミヒャエル・テンメ氏。お二人のエネルギッシュな授業がおこす化学反応から、このオペラ「恋人たちの学校」がどのように生まれ変わるかをどうぞご期待下さい。

◆STAFF

♢美術　鈴木 俊朗　
♢照明　奥畑 康夫
♢衣裳　西原 梨恵　
♢音響　岩崎 真　    
♢舞台監督　穗積 千寿　
♢演出助手　小野寺 東子　
♢字幕　とよしま 洋　
♢美術助手　佐藤 みどり
♢副指揮･合唱指揮　千葉 芳裕
♢副指揮　佐藤 宏充
♢コーチ　
　大藤 玲子（チェンバロ）　田中 梢　 山口 佳代
♢コレペティートル　三ツ石 潤司
♢原語指導　エルマンノ・アリエンティ

◆STORY（原作）

　ダ・ポンテの描いた物語 は、18 世紀末のナポリを舞台に展開します。登場人物は、二組のカップルと哲学者そして小間使いの男女6 人と市民たち。
　青年士官のグリエルモとフェランドは、フィオルディリージとドラベッラという美しい姉妹と結婚の約束をしています。ある日、士官たちは友人で哲学者のドン・アルフォンソと酒を酌み交わすうちに、恋人たちの貞節について賭けをすることになります。
　姉妹の心を試すために、先ず仕掛け人のドン・アルフォンソは、ナポリ市民も巻き込んで二人の士官たちに偽りの出征をさせます。姉妹は、彼の思惑通り、悲しみのどん底へと落ちます。
　出征を装った士官たちは、外国人に成り済まし相手を取り替えて口説き出します。その後、愛を拒否された男たちの服毒自殺、更にはアルフォンソの味方となったデスピーナ扮する怪しげな磁石療法博士の治療等、次々に大がかりな芝居が展開されます。
　やがて姉妹は恋人が居ない寂しさから徐々にこの外国人に気を許し始めます。そして、遂に妹が、続いて姉も陥落し二組の結婚式が急いで準備されます。またまたデスピーナ演ずる公証人の差し出した結婚証書に正に署名した瞬間、軍隊帰還の歓声が聞こえ二人の士官たちが突然帰って来ます…。さてさて、どうなることやら。

※スケジュール・出演者等は都合により変更となる場合がありますので、ご了承ください。