日時 | 平成28年(2016年)9月10日(土) 17:00開演(16:30開場) |
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会場 | 東京藝術大学奏楽堂(大学構内) |
入場料 |
全席指定 |
主催 |
東京藝術大学演奏藝術センター |
チケット取り扱い |
東京芸術大学生活協同組合(店頭販売のみ) ヴォートル・チケットセンター チケットぴあ 東京文化会館チケットサービス イープラス(e+) http://eplus.jp/ |
お問い合せ | 東京藝術大学演奏藝術センター TEL:050-5525-2300 |
藝大21 演奏藝術センター企画公演〈和楽の美〉
邦楽絵巻「大和は国のまほろば」
平成28年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業、
藝大フレンズ賛助金助成事業
大和は国のまほろば
千野 喜資(演出家)
今年の「和楽の美」邦楽絵巻は奈良時代になりました。表題は日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の歌です。
大和は 国のまほろば たたなづく青垣
山こもれる 大和し うるわし
奈良朝では、天平年間の聖武天皇に魅力を感じます。いつの世にもある豪族の権力争い。疫病の蔓延。加えて飢饉もあって、国がゆらいでいる時代でありました。
そこで帝は、国家安泰を祈念するために、庶民とともに、大佛を建立しようと発願されました。こうした時代を邦楽で表現するのに、すべての曲を幻想曲と仮想してみました。
いにしえの大和に憧れていた僧侶が、夢の中で天女に誘われて天平の世へタイムスリップします。葛城山三輪山の神と出会い、怨霊に悩まされ、大佛開眼の大法要の場面まで、夢体験をしてしまいます。和楽・大和まほろばの旅は、僧侶が見た夢の物語です。
まほろば模様
日比野 克彦(東京藝術大学美術学部先端芸術表現科教授・美術学部長)
模様は私たちの身の回りにあります。東洋的な模様、西洋的な模様。昔の模様、今の模様。その時代、その地域の、それぞれのらしさがそこには現れています。それはいったいどこから生まれてくるのでしょうか。生活様式、文化、思想などから図形、紋様が生まれてくるのかもしれません。丸という形からイメージする生活、三角という形からイメージする思想、四角という形からイメージする文化。私たち人間は様々なことを視覚化することにより伝達しています。そしてその視覚化された模様が五感を刺激します。今回の舞台では、繰り返し綴られる模様が音にも聞こえてきたりすることになるかもしれません。また空間に現れた模様と模様が響き合い、空気を振動させたりするかもしれません。古来の紋様に現代の空気の響きを加えた新たなる模様は、邦楽の世界と共に新たなる次元が瞬く時を創出できればと考えています。
【脚本・演出】
千野 喜資
【音楽監督】
萩岡 松韻
【副音楽監督】
小島 直文
【美術デザイン】
日比野 克彦
【照明デザイン】
海藤 春樹
【作 曲】
小島直文 萩岡松韻 深海さとみ
盧 慶順 関根知孝 武田孝史
野村峰山 松下 功
【作 調】
盧 慶順 西川浩平
【振 付】
花柳輔太朗
【特別出演】
白華 れみ 稀鳥 まりや(元宝塚歌劇団)
堅田 喜三久(人間国宝)
【出 演】
小島直文(長唄三味線)
味見 純(長唄)
萩岡松韻(箏曲山田流)
深海さとみ(箏曲生田流)
関根知孝(能楽観世流)
武田孝史(能楽宝生流)
盧 慶順(邦楽囃子)
花柳輔太朗(日本舞踊)
東京藝術大学音楽学部邦楽科・器楽科教員・学生ほか
【照 明】
(有)ライズ
【舞台監督】
増田一雄
【音 響】
岩崎 真
【録 画】
田川めぐみ 鈴木勝貴
【制作統括】
萩岡松韻
※スケジュール、曲目、出演者等は、都合により変更になる場合もありますのでご了承ください。
東京藝術大学奏楽堂 [大学構内]
〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8
■JR 上野駅(公園口)・鶯谷駅(南口)、東京メトロ千代田線 根津駅より徒歩10分
■京成線 京成上野駅、東京メトロ日比谷線・銀座線上野駅より徒歩15分
■台東区循環バス「東西めぐりん」
【2】上野駅・上野公園 から(東京芸術大学経由)⇒【5-1】東京芸術大学下車[30分間隔]
※駐車場はございませんので、お車でのご来場はご遠慮ください。