日時 | 2016年10月25日(火) 19:00開演 (18:30開場) |
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会場 | 東京藝術大学 第6ホール(音楽学部構内) |
入場料 |
無料(全席自由) |
主催 | 東京藝術大学音楽学部 |
お問い合せ | 東京藝術大学演奏藝術センター TEL:050-5525-2300 |
文部科学省国立大学機能強化事業「国際共同プロジェクト」
リスト音楽院交流演奏会
ごあいさつ
ハンガリーのリスト音楽院は、19 世紀を代表する文化人の一人であった大ピアニスト・作曲家リストによって、彼の母国であるハンガリー政府の要請により、1875 年にブダペストに創設された音楽大学です。
リスト以来の伝統を脈々と伝えるリスト音楽院では、多くの日本人学生が学び、又、ペーテル・コムローシュ、エステル・ペレーニ、ラースロー・ティハニ、アンドラーシュ・ケメネシュ、カールマーン・ドラーフィ、ヨージェフ・カトナ、ジョルジュ・パウク等の教授陣が本学でも教鞭をとっています。
又、リスト音楽院には、バルトークやコダーイを始めとするハンガリー民族音楽研究の伝統も息づいています。
今回の交流演奏会は、気鋭のハンガリー民族音楽の演奏家であるラースロー・スラマ氏とリスト以来の伝統を受け継ぐピアニストであるカールマーン・ドラーフィ氏を迎え、ハンガリー民族音楽とリストのピアノ演奏技法がバルトーク作品にどの様に現れているかを探るものです。
コスモポリタンとして活躍したリストから影響を受けながらも、芸術の源を自国の伝統に置いたバルトークが求めたものを、様々なハンガリー民族音楽の実例と、バルトークの民族音楽のユニークな活用例であるコントラスツを中心としてお届けします。
多くの方々のご来聴をお待ち申し上げております。
東京藝術大学音楽学部教授 渡邊 健二( ピアノ、1978年~83年リスト音楽院留学)
【第1部】ハンガリーの民族音楽及び民族舞踊について
講演者:ラースロー・スラマ(リスト音楽院 民族音楽学科講師)
László SZLAMA
対談・通訳:横井 雅子(国立音楽大学・大学院教授 大学楽器学資料館 館長)
【第2部】リスト的ピアノテクニックのバルトーク作品への影響
講演者:カールマーン・ドラーフィ(リスト音楽院 ピアノ科主任教授)
Kálmán DRÁFI
■演奏曲目
B バルトーク:15 のハンガリー農民の歌 Sz.71(BB79)
ピアノ:渡邊 健二(東京藝術大学音楽学部教授)
Kenji WATANABE
B.バルトーク:コントラスツ Sz.111(BB116)
クラリネット:照沼 夢輝(東京藝術大学音楽学部4年)
Yumeki TERUNUMA
ヴァイオリン:小林 壱成(東京藝術大学音楽学部4年)
Issei KOBAYASHI
ピアノ:カールマーン・ドラーフィ
Kálmán DRÁFI
※スケジュール・曲目・出演者等は都合により変更となる場合がございますので、ご了承ください。