日本[にっぽん]
雅楽[ががく]
- 管絃[かんげん]
『酒胡子[しゅこうし]』(双調[そうじょう])を見[み]てみよう
中国[ちゅうごく]の唐[とう]の時代[じだい]、身分[みぶん]の高[たかい]い人[ひと]がお酒[さけ]を飲[の]むときにきいた曲[きょく] 。
- 舞楽[ぶがく]『胡飲酒[こんじゅ]』を見[み]てみよう
シルクロードの人[ひと]がお酒[さけ]でよっぱらった様子[ようす]を舞[まい]にした曲[きょく] 。舞[ま]う人[ひと]が持[も]つバチは、お酒[さけ]をすくう道具[どうぐ]のつもりだって。ゆっくりな序[じょ]の後[あと]で速[はや]い破[は]を舞[ま]うんだ。
このビデオでは、破[は]と入手[いるて](退場[たいじょう]の舞[まい])が見[み]られるよ。
【おことわり】
これらの映像[えいぞう] は、制作者[せいさくしゃ]の伶楽舎[れいがくしゃ]からご提供[ていきょう]いただきました。
- 雅楽[ががく]ってなに?
奈良[なら]・平安時代[へいあんじだい]に、宮中[きゅうちゅう]や神社[じんじゃ]、寺[てら]などで行[おこな]われた音楽[おんがく]。
この時代[じだい]の貴族[きぞく]は、とくに雅楽[ががく]が好[す]きだったんだ。
今[いま]では、結婚式場[けっこんしきじょう]でも雅楽[ががく]を演奏[えんそう]するし、雅楽[ががく]のコンサートもあるよ。
雅楽[ががく]のなかみは3種類[しゅるい]
- むかし中国大陸[ちゅうごくたいりく]や朝鮮半島[vほうせんはんとう]から伝[つた]わった音楽[おんがく]や舞[まい]が、長[なが]い時間[じかん]をかけて日本[にっぽん]にあう形[かたち]になったもの。舞[まい]のある舞楽[ぶがく]と、器楽合奏[きがくがっそう]だけの管絃[かんげん]があるよ。
- 日本[にっぽん]に古[ふる]くからあった音楽[おんがく]をもとにした歌[うた]や舞[まい]。
- 1や2を参考[さんこう]にして、平安時代[へいあんじだい]に貴族[きぞく]たちが作[つく]った歌[うた]。
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ここでは、管絃[かんげん]と舞楽[ぶがく]とを紹介[しょうかい]するね。
- 器楽合奏[きがくがっそう]で使[つか]う楽器[がっき]は全部[ぜんぶ]で8種類[しゅるい]だよ。
吹[ふ]きもの(吹[ふ]く楽器[がっき]):笙[しょう]、篳篥[ひちりき]、龍笛[りゅうてき]
弾[ひ]きもの(弦[げん]をはじく楽器[がっき]):楽琵琶[がくびわ]、楽箏[がくそう]
打[う]ちもの(たたく楽器[がっき]):鞨鼓[かっこ]、楽太鼓[がくだいこ]、鉦鼓[しょうこ]
管絃[かんげん]のようすは、こちらで見[み]てね!
- 舞[まい]のある舞楽[ぶがく]では、弾[ひ]きもの(楽琵琶[がくびわ]と楽箏[がくそう])を使[つか]わないんだ。舞[ま]うのはたいてい1人[ひとり]か4人[よにん]。2人[ふたり]の舞[まい]もあるけどね。
舞楽[ぶがく]のようすは、こちらで見[み]てね!
きれいな装束[しょうぞく]も見[み]られるよ。
[おことわり]
舞楽「陵王」装束の着付けと「平調 越殿楽」の動画は下記助成金により制作し、東京藝術大学大学美術館で開催された「藝大コレクション2021雅楽特集を中心に」展(2021年7月22日〜8月22日)の展示映像として上演したものです。
藝大フレンズ賛助金助成事業(2021年度)公益財団法人 文化財保護・芸術研究助成財団(2021年度)
東京藝術大学音楽学部小泉文夫記念資料室では、撮影と編集を担当しました。