東京藝術大学では学生の描く卒業制作と自画像を長年に亘って収集し、
それは今日に至るまで収蔵作品の大きな核となってきました。
本展ではそのなかでもとくに油画に焦点をあて、
作家の若き日の出発点を探るとともに、とりわけ自画像という自己を対象に描く形態への取り組み方を時代の変遷とともに追いかけていきます。
また、同時期に描かれた卒業制作とあわせ見ることでその作家の人となりを客観的に見る機会とその視線が当時見つめていた、
あるいは独自に創り出した世界とを同時に見ることができ、いつもとは違う作品の触れ方を試みていただけるのではないかと思います。
今回は主に明治29年(1896)の西洋画科開設当初から昭和29年(1954)までの作品を対象に135点の油画作品を展示しております。
開設当初からカリキュラムに採り入れられてきた卒業制作と、明治31年(1898)から残る自画像は、
一時中断時期を除いて今日まで収集が連綿と続けられてきたものです。本学ならではともいえる世界をどうぞお楽しみください。
■開催期間&開館時間
2002年4月26日(金)-6月30日(日)、10:00 - 17:00(入館は16:30まで)
■休館日
月曜日 ただし4月29日(月・祝)、5月6日(月・振替休)開館、4月30日(火)、5月7日(火)休館
■入場料
一般 700円 (600円)、学生 400円 (300円)、( )内は20名以上の団体 中学生以下無料
■お問合わせ
NTTハローダイヤル 03-5777-8600
http://www.geidai.ac.jp/museum
■主催
東京藝術大学、NHKプロモーション
駐車場はございませんので、お車での来館はご遠慮ください。 |
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