1月31日(土)、東京藝術大学音楽学部第6ホールにて、上野「文化の杜」新構想推進会議が主催するシンポジウムが開催されました。
本会議は、宮田藝大学長、青柳文化庁長官が共同発起人となり、2020年のオリンピック・パラリンピックを契機とし、上野を年間3,000万人の来訪者を誇る「文化の杜」として、世界の文化交流の拠点化や東京藝術大学が中心となり上野の各機関、美術館等との連携による「高度学芸員・アートプロデュース」等の人材育成を目的としています。
来場者は200名を超え、上野「文化の杜」新構想に対する関心の高さがうかがわれました。
開会に先立ち、昨年7月に国際バッハコンクールで第1位となった、器楽科2年の岡本誠司さんによる奏楽があり、その後、共同発起人の青柳文化庁長官による開会の挨拶がありました。
第一部の「文化の杜」新構想(中間報告)および意見募集結果の公表では、ワーキンググループ(以下WG)座長の北郷理事より、今までのWGでの検討内容の報告がありました。
第二部のパネルディスカッションでは、モデレータを宮田学長、コメンテータを青柳長官、パネラーとして石井幹子氏、小林清氏、中谷日出氏、日比野克彦氏、森まゆみ氏が出席して、〈新たな創造発信拠点としての機能強化に向けた取組〉のテーマでパネラー各氏がそれぞれの立場から、最終報告書に向けた集客策や人材育成、上野の歴史などの発表があり、時間を忘れるほどの充実した内容となりました。
左から宮田藝大学長、青柳文化庁長官
左から石井氏、小林氏、中谷氏、日比野氏、森氏
第一部 「文化の杜」新構想 中間報告および意見募集結果の公表
第二部 パネルディスカッション <新たな創造発信拠点としての機能強化に向けた取組み>
>> 開催についての過去の記事
>> 上野「文化の杜」新構想推進会議(文化庁サイトへ移動)