東京藝術大学では「地域資源等を活用した産学連携による国際科学イノベーション拠点整備事業」として、「Arts & Science LAB.」(産学官連携棟)を上野キャンパス内に新設し、5月25日に開所記念式典を開催しました。当日は、文部科学省、国立研究開発法人科学技術振興機構、センター・オブ・イノベーション(COI)プログラム参画企業関係者など、約50名の出席がありました。
式典では、大学院音楽研究科声楽学生4名と大学院メディア映像専攻のコラボレーションによる声と映像のファンファーレで幕開けし、宮田学長の式辞に続き、本拠点計画の企業側提案者である株式会社JVCケンウッド代表取締役会長兼CEO河原春郎様のご挨拶や、文部科学省より川上伸昭科学技術・学術政策局長から来賓祝辞がありました。
式典終了後、施設見学へと移り、各階に配置されたCOI拠点の研究成果展示である高精度な文化財の複製画やロボットを用いたコミュニケーション、各研究開発テーマの説明パネルなどをご覧いただきました。
引き続き、開所記念ティーパーティーが緑輝く青空の下開かれ、COIプログラムビジョン2横田ビジョナリーリーダーからの来賓祝辞に続き、COI拠点挨拶があり、特徴ある施設の外観を眺めながらご歓談をいただきました。途中、ファンファーレを行った学生の歌声の披露もあって、終始和やかなうちに閉会しました。
本学はCOI拠点として、芸術と科学技術の融合、そして教育・医療・福祉産業との連携により、文化と心を育むコンテンツの発信と文化インフラを広く国内外に整備することを目指します。
イ 式辞:本学宮田 亮平学長
ロ 挨拶:株式会社JVCケンウッド代表取締役会長兼CEO河原 春郎様
ハ 来賓祝辞:文部科学省 科学技術・学術政策局長川上 伸昭様
ニ 来賓祝辞:COIプログラムビジョン2ビジョナリーリーダー横田 昭様
「Arts & Science LAB.」は1Fには拠点公開スペース、B1Fにロボット・パフォーミングアーツ研究や共感覚メディア研究スペース、2Fに文化共有研究スペース、3Fに拠点運営や2020構想、障がいと表現研究スペースを設け、4Fに球形ホールを備えた面積1,498㎡の地下1階地上4階建の建物です。
>> Arts & Science LAB. について (PDF形式153KB)