文部科学省の平成28年度科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)」に、本学申請プランが採択されました。
同事業は、研究環境のダイバーシティを高め、優れた研究成果の創出等につなげるため、女性研究者の活躍推進に向けたライフイベントやワーク・ライフ・バランスに配慮した研究環境整備や研究力向上、女性研究者の積極採用や上位職登用に向けた取組を支援するものです。
この度、本学が採択された「特色型」は、機関の特色を踏まえ、部局横断的な取組を支援するものですが、本事業において、「芸術系大学」が採択されるのは全国初であることから、国内の芸術系大学に対するロールモデルとしての役割も期待されるものと考えており、さらに、本学が現在COI拠点として推進している「芸術と科学の融合」との関係においても、事業実施によるシナジー効果が期待されるところです。
とりわけ、本学は全国立大学中、女子学生比率が最も高いことから、ダイバーシティな環境整備は喫緊の課題であり、本年6月に公表した「大学改革・機能強化推進戦略2016」においても、留学生や外国人研究者、女子学生・女性研究者、障がいを有する学生等への対応も含めたダイバーシティな環境整備やシステム構築を戦略として掲げていますが、今回の事業採択を契機に、我が国唯一の国立総合芸術大学として、オンリーワンの改革を加速化すべく、学生及び教職員が一体となり、意欲的に取り組んでまいります。