東京藝術大学では、8月25日・26日に開催されたJSTフェア2016において、COI拠点のブースにバーミヤン東大仏天井壁画「天翔る太陽神」をはじめ壁画、3D造形出力、浮世絵、油彩画など文化財の複製等を出展した。当日は馳浩前文部科学大臣、鶴保庸介内閣府特命担当大臣をはじめ、渡海紀三朗元文部科学大臣、田野瀬太道文部科学大臣政務官、富岡勉前文部科学副大臣、今津寛議員、小林鷹之議員、古川俊治議員らの訪問を受けた。ブースでは研究リーダーである宮廻正明教授他が、最先端のデジタル技術と東京藝大のアナログ技術を駆使して復元した2001年にタリバンの手で破壊されたバーミヤン東大仏天井壁画「天翔る太陽神」の研究成果や、本年5月に開催されたG7伊勢志摩サミットサイドイベント「テロと文化財-テロリストによる文化財破壊・不正取引へのカウンターメッセージ」にて展示した壁画、法隆寺金堂釈迦三尊像高精細3次元計測データからの3D造形出力等、展示作品の解説を行った。来訪者からは熱心な質問もあり、活発な意見交換が行われた。
並木秀俊特任研究員から説明を受ける馳浩前文部科学大臣(中央)
宮廻正明研究リーダーから説明を受ける鶴保庸介内閣府特命担当大臣(左)、
伊藤洋一科学技術・学術政策局長(中央)
並木秀俊特任研究員から説明を受ける渡海紀三朗元文部科学大臣(右)、
神代浩科学技術・学術総括官(中央)
以下、藝大ブース展示内容