日本[にっぽん]
小鼓[こつづみ](能楽[のうがく])のいろいろな部分[ぶぶん]と道具[どうぐ]
- 胴[どう]
桜[さくら]の木[き]を使[つか]っているよ。 漆[うるし]の蒔絵[まきえ]がきれいだね。すすきと牛[うし]が描[か]かれているんだ。演奏[えんそう]しているときに見[み]えないのが残念[ざんねん]!
*蒔絵[まきえ]ってなに?
漆[うるし]で描[か]いた絵[え]が乾[かわ]く前[まえ]に、金[きん]や銀[ぎん]の粉[こな]を蒔[ま]いた(はり付[つ]けた)もの。 - 皮[かわ]と調緒[しらべお]
調緒[しらべお]は、麻[あさ]のひも。
鼓[つづみ]を組[く]み立[た]てるための「縦[たて]のひも」と、にぎりかたで音[おと]を変[か]える「横[よこ]のひも」があるよ。若[わか]い馬[うま]の皮[かわ]を金属[きんぞく]の枠[わく]に張[は]っているよ。
小鼓[こつづみ]の皮[かわ]は200年[ねん]ぐらい使[つか]え、長[なが]く使[つか]うほどいい音[おと]になるんだって!すごいな~!! - 調子紙[ちょうしがみ]
皮[かわ]に湿[しめ]り気[け]を与[あた]えるための和紙[わし]。
なめて湿[しめ]らせるんだ!小鼓[こつづみ]の皮[かわ]は乾[かわ]いてるといい音[おと]がしないから、湿[し]めらせた和紙[わし]を貼[は]ったり、皮[かわ]に息[いき]を吹[ふ]きかけたりして、湿[しめ]り気[け]を与[あた]えるんだ。 - 締緒[しめお]
舞台[ぶたい]に出[で]るときは、締緒[しめお]を結[むす]んでおくよ。演奏[えんそう]の前[まえ]にはずして、演奏[えんそう]が終[お]わったら、また結[むす]ぶんだ。 - 扇[おうぎ]
演奏[えんそう]するときは、かならず自分[じぶん]の右側[みぎがわ]か後[うし]ろに置[お]いておくよ。 - 床几[しょうぎ]
お能[のう]のときは、床几[しょうぎ]にこしかけて演奏[えんそう]するんだ。